経営者の生き方から自分を活かす働き方発見・学びサイト「CEO-KYOTO」

「おもしろい」感覚を大切に且つ慎重さをもち、実践していく
中学時代には通っていた塾でナトリウムが水の上で燃える実験を目の当たりにし、目を輝かせた。高校時代は近所の自転車屋さんで、スパナやネジを使って自分の自転車の組み立てをさせてもらい、ものづくりに胸を躍らす。不思議な現象に興味を持ったり、わからないことは自分の手で徹底的に解明していくことに面白さを覚え、大学も思うままに工学部に進む。大学紛争も経験し大学院に進学を希望するが落第。教授の勧めで生まれ育った京都を離れ、横浜の塩化ビニール・合成ゴムを製造する会社に就職。大きなタンクに様々な薬品を投入し、合成反応を1日中監視する仕事。1年後に他工場への転勤を内示されたが、再度大学院を目指す。大学院で白衣をきて研究ずくめの毎日を送った後、作業着に着替えて父親の経営する会社の東海事業部で10年勤務。大学院での研究ノウハウと持ち前の好奇心と探究心で、オフコンの導入などで今までと違ったアプローチで更なる飛躍を目指す。

経営者を読み解く8つの質問

経営トップになってそれまでと変わったことは何ですか
より慎重になった
物事をはじめる時、決める時。就任前は結構過激な発言もしましたが、就任後は何事にも慎重になりましたね。ここ2、3年は慎重になりつつも、決める時はスパッと決める必要があると思っています。判断の基準は難しいもので、これまでも悩んできました。例えば設備投資を無理矢理あのタイミングで行わなくてよかったと思うこともあったり、日々実践で学んでいますね。
もし、経営者になっていなかったらどんなお仕事をされていますか
研究者
色んな事を追求したがりなんです。そして、気になったら納得するまで、とことんやる性格。大学卒業後、就職して1年で大学院に戻ったのもそうで、やっぱり研究すること、追求することが好きなんですよね。中学生の時、金属がビーカーの水の中で燃える様を間近で見た時の、あの興奮がずっと心の中にあるんです。「これはどうなっているんだろう?どうして起こるのだろう?」という気持ちを実際に自分の手で解明したいんです。疑問が生まれた瞬間に本を調べたり、気付けば手が動いてしまいます。大学院終了後、働き始めた時も今までの専門分野外でしたが、オフコンがおもしろくて、「どんな仕組みなのか?」とはまっていましたからね。
好きな言葉・座右の銘を教えてください
特になし