(大正・昭和初期に活躍した劇作家・評論家。十数年に及ぶ闘病生活の中で執筆活動を続け、『出家とその弟子』や『愛と認識との出発』など独自の宗教・哲学観を持った文学作品を数多く世に送り出した。)
司馬遼太郎著
(若いビジネスパーソンに薦めたい本として)
(立命館大学名誉教授。日本で唯一の漢字字源辞典を著すなど、漢字・漢文研究の第一人者として世界的に知られている。96年の生涯にわたって現役を貫き、研究・講演活動を続けた。)
年齢 | 59歳(1948年1月生) |
社長就任 | 1984年10月 |
就任経緯 | 家業後継 |
出身地 | 京都府 |
出身学校 | 立命館大学 |
専攻 | 文化人類学 |
趣味 | 読書、ゴルフ |
会社名 | 株式会社ナベル |
業務内容 | 鶏卵の自動選別洗浄包装システムの開発・製造・販売・メンテナンス |
創業 | 1964年1月 |
設立 | 1977年3月 |
従業員数 | 111名 |
売上高 | 32億6000万円 (2007年3月実績) |
会社HP | http://www.nabel.co.jp/ |
倉田百三さんの著作に、親鸞とその弟子の生涯を戯曲にまとめた「出家とその弟子」という作品があってね。その出だしのところで
「おまえは何ものぞ」
「人間でございまする」
「死ぬるものだな」
…というくだりがあるんですが、中学3年の頃にこれを読んで「死ぬもんなんや、人間は」ということを思った。だからこそ大事に生きなあかんのやと、それが非常に強い自分の人生観になりましたね。
この人は生きることに一生懸命だったんやろうね。生きるということに対する真摯な態度を持ってる。自分をごまかさない、だからこそ罪の意識にも悩む、そこに仏の救いを求める。そういった世界が著作に現れていて、素晴らしい人やなあと思う。ここから、「生きるということに対してごまかしがあってはいけない」「自分自身を欺いてはいけない」といったことが自分の内面における座右の銘になってるなあ。