大学卒業後、大手保険会社に入社し、本部東京にて国内債券の運用に携わる。入社6年目にはMBA取得を命じられて米コーネル大学大学院へ留学するも、日々の激務から発症した関節炎が悪化し、保険会社を辞し帰京。31歳で、父の始めた洋菓子製造業(株)バイカルに入社し、系列会社(株)三美の代表取締役を経て、2001年5月、40歳で(株)バイカルの代表取締役に就任する。『京都の洋菓子』を模索して新ブランド『古勝院NOBUAKI』を立ち上げ、『ここにしかない本物』を追求していく。
経営者を読み解く8つの質問
経営トップになってそれまでと変わったことは何ですか
もし、経営者になっていなかったらどんなお仕事をされていますか
国内債券のポートフォリオマネジャー 人に何かを伝える仕事
好きな言葉・座右の銘を教えてください
■人物データ
年齢 |
45歳(1961年5月生) |
社長就任 |
2001年5月 |
就任経緯 |
家業後継 |
出身地 |
京都府 |
出身学校 |
京都大学、米コーネル大学大学院 |
専攻 |
MBAマネジメント |
趣味 |
読書 |
■会社データ
でもそのやり方がここでは通用しないんです。何度もぶつかって苦い思いをして、やっと「バックグランドが違えば正しさも違う。自分がこの鎧を脱いで、自然体で、人間らしい部分で接しないと駄目なんや」と思えてきて…。だから、まずは相手に「なんか一生懸命しゃべっているなあ。ちょっと聞いてみようかなあ」と思わせるために、礼儀を尽くして情熱を持って伝えようと決めたんですよ。「信用されて初めて思いは伝わるんや」と、そんな風に思えるまで3年くらいはかかったでしょうか…。それからは話の内容以上に、その伝え方、つまり話すタイミングや口調、表情に気を配るようになっていきましたね。