(幕末の陽明学者。十万両の借財に苦しむ備中松山藩を8年で建て直し、さらに十万両の蓄えを築いた。維新後、その功績を評価され、明治政府より再三にわたって出仕を請われるも応じず、生涯を郷土の子弟教育にささげた)
ジュール・ヴェルヌ著
ファッションと環境の先進国ヨーロッパ視察に行って、「『京都』というのは世界に通用するブランドなんや」と、肌で感じたね。『京都議定書』のイメージもあってか、『環境に配慮のある街』と思ってもらえるのも大きなメリット。もう一つは、この街の文化の素晴らしさ。有機溶剤を使わずに98%の汚れを落とす水系洗浄『無重力バランス洗浄法』も、実はヒントを友禅流しからもらった。そういう昔の人の知恵や日本人が大切にしてきた思いが息づいているというのも、京都が世界から注目されるひとつやと思うね。
年齢 | 57歳(1949年7月生) |
社長就任 | 1975年3月 |
就任経緯 | 創業 |
出身地 | 兵庫県 |
出身学校 | 兵庫県立高砂高等学校 |
趣味 | 仕事 |
会社名 | 株式会社ハッピー |
業務内容 | 高級衣類・着物・スーツをはじめ各種衣類の再生加工 独自に開発された水洗いクリーニング技法『アクアドライ』によるケア・メンテ事業 |
創業 | 2002年1月 |
設立 | 2002年1月 |
従業員数 | 20名 |
売上高 | 2億円 (2006年3月実績) |
会社HP | http://www.kyoto-happy.co.jp/ |
十万両の借金といえば、一両を約4万円としても40億円やな。それを「必ず返す」と誓って、藩に大倹約令を出した。自分は他の藩士の倍の減俸をして、家計を他の人に任せてガラス張りにしたんや。その上で新事業に投資し、税を軽減して農民を保護することで生産性をあげていった。リーダーとして全てを賭けてことに望むんやね。その考え方の根本には『致良知』『知行合一』という陽明学があるんやけど…。
今通っている『早稲田大学大隈塾』の卒業論文ではリーダーシップについて書いていて、方谷の生き方を知るほどに、学ぶことが多いと感じるね。