詩を書き始めたのは高校3年の夏。カメラは短大在学中に覚えた。自ら書いた詩と自ら撮った写真を組み合わせてポストカードを作り、それを京都寺町の道端で広げると、老若男女たくさんの人々に喜ばれ、売れていく。自分の作品を、京都だけでなく全国の人に見てもらいたいという気持ちから、卒業直前に合資会社を設立。その後、もっとたくさんの人に想いを伝えるため、いろは出版株式会社を設立した。自らの作品集出版に加え、様々な書籍・雑貨販売やイベントの企画など活動の幅を広げていく中、夢をテーマに発足させた“日本ドリームプロジェクト”による本『1歳から100歳の夢』がベストセラーに。全国的にも注目を集めるようになる。「やりたいことをやる」をモットーに、新しい挑戦の場を探し続けている。
経営者を読み解く8つの質問
経営トップになってそれまでと変わったことは何ですか
もし、経営者になっていなかったらどんなお仕事をされていますか
好きな言葉・座右の銘を教えてください
■人物データ
年齢 |
26歳(1980年9月生) |
社長就任 |
2001年2月
(いろは出版の前身となる、「きむカンパニー合資会社」設立) |
就任経緯 |
創業 |
出身地 |
福井県 |
出身学校 |
京都芸術短期大学 |
専攻 |
インテリアデザイン学 |
趣味 |
バスケットボール |
■会社データ
会社名 |
いろは出版株式会社 |
業務内容 |
出版物・雑貨・イベントの企画・制作・販売 |
創業 |
2000年7月 |
設立 |
2003年10月 |
従業員数 |
52名 |
売上高 |
4億4000万円
(2006年9月実績) |
会社HP |
http://hello-iroha.com/ |
高校の頃から、やりたいからバスケをやって、遊びたいから皆で遊んで、書きたいから詩を書いて。ポストカードの路上販売を始めたのも、自分の作ったものを皆に見てもらいたかったから。そこでいろんな人が喜んでくれるのを目の当たりにして、ああ、自分が一生懸命作ったものがこうやって人に感動してもらえたり、笑顔になってもらえるんやなあ、と。それがとても嬉しかったんですね。だからもっと多くの人に見てもらいたいと思って、京都の雑貨屋さんを回ってポストカードを置いてもらったら、たくさんの人が買ってくれた。じゃあ全国の人にも見てもらおう、と勇んで幾つかの会社にあたったんですが、相手にされなくて。じゃあこれを世に出せる会社を作ろう!と会社を始めたわけです。
昔も今も「おもしろかったらいいやん」が口癖。ただ高校の頃は“今日をいかに楽しむか”だったのが、今は1ヵ月、1年、3年と、そのスパンは長くなりました。会社の仲間と一緒にやって、生み出せるものもどんどん大きくなっていますね。