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元気企業の秘訣−フジサンケイ ビジネスアイ 1.1

業績が好調な企業には、共通した法則的特徴があるようだ。
静岡文化芸術大学文化政策学部および同大学院教授 坂本先生によると
その代表の一つが社員満足度、つまり一番大切なのは何かと聞くと
「社員です」と答えが返ってくる会社ということだ。
そして、その次に「仕入れ先満足度」つまり「下請け満足度」
それから、「地域満足度」、、、、最後に「株主満足度」
社員を大事にし、人本主義の経営に徹しているところが
間違いなく優良企業だそうだ。
また、日本企業の良さは、大家族主義にあり、年功序列を尊重している
ところにある。人間の能力なんて簡単に測れるはずもなく
分かっているのは年が上か下か。そして、誰でも年はとっていく。
だから、よい企業は年寄りを敬い、年功を尊重し、
成果の部分は一部取り入れているにすぎないのだそうだ。

成果主義が流行、それが疑問されて
今ホワイトカラー・エグゼンプションに
代表される新たな雇用関係が模索されている。

「企業は人なり」これに異論を唱える方は少ないだろう。
「満足していない人のサービスを受けて、満足する人はいない」
この黄金律は生きている。

100人いれば100人の働き方がある。

大切なことは、1人ひとりが
「自分にとっての幸福な働き方を自覚化し
仕事選び・働き方選びの基準を持つこと」
そして、企業も
「自らの会社が良しとする働き方(理念)を
分かるカタチで発信し続けること」
そこに初めて、会社と社員の明日があるように思うのだが、、、。
どちらにしても、新たな視点で働くことを考える必要があるようだ。