経営者の生き方から自分を活かす働き方発見・学びサイト「CEO-KYOTO」

自ら創業した会社を「実験牧場」と呼び
「働かされない働き方」を提唱する経営者が
その会社を支えるユニークな人事制度を紹介しながら
「仕事、働くことの原点」を問う内容です。

著者の桑原氏は大手ゼネコンをスピンアウトし、自らがサラリーマンとして
働いた28年間で疑問に感じた雇用関係に答えるカタチで「希望社」を創業
「談合をしない」「完全成果主義」「離職研修」「自動リストラ装置」などの
制度と「働く人と会社が、互いに豊かになるためには、雇用関係を
ゼロベースで構築していかなければ、根本的な解決には至らない」との
考えで、本当に新しい会社づくりを進めている。

最近、ホワイトカラーエグゼンプションが話題になっているなか
仕事をする、働く、ということをもう一度考え直す
よいきっかけになる本だと思います。

この本は、経営者が書いていますので、経営者視点ではありますが
サラリーマンとして28年過ごしてきた上で、行き着いたカタチと
考えるならば、経営者だけでなく、会社で働いている人
就職活動中の人にも充分気づきがありますし
会社・仕事・働くということに新たな視点が加わるように思います。

この本の内容については、賛否両論あるようですが
「働かされない働き方」を実現するための一つの実験として
評価されるべきものだと思います。

この本を購入する　⇒　社員が進んで働くしくみ 「働かされない働き方」が強い会社をつくる