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会社の幹部となる人財獲得への道−インターネット販売活!Vol.3

IT化やEC展開を行うにあたって、二の次にされがちなのが人の
問題。しかし、どんなに設備投資をしても、結局は人次第。
資金に限りがあるなかで、どうすればいい人財が確保できるのか?

ネット専門スタッフの派遣事業を手がける
サポタント(株)代表取締役社長 床 美幸さんに聞いた。

中小企業でもマーケティングにウェブを活用する会社が増えている
そして、それと同時に人材の確保に苦労する会社も多くなってきた。
ところが、以前は、「小さくてもフットワークが軽いオモシロイ
会社がいい」とあえて中小企業を志望する登録者も多かったそうだが、
最近では以下の2点で、大企業を志望するウェブ業界の経験者が
多いという。
1、中小企業だと採算性からネット事業を廃止や縮小することが多い
2、深夜まで長時間労働や待遇条件が悪く、改善される様子もない


そのような状況で、どうしたら自社で人財を獲得できるのか
サポタントさんでは、ネット専門スタッフの派遣事業を手がけるだけに
検索連動型広告を含め、ウェブ媒体のみで広告掲載をしているとのことだ。

理由は3つ
1、ウェブ関連の仕事なので、ウェブで求人情報を見ている人がよい
2、情報量を多く発進できる
3、媒体にもよるが、求人内容情報を更新しやすい

その中でも2と3が特に大切ということだ

2は、大企業と差をつける絶好のチャンスになる
・どんなことを期待しているのか
・どんな業務内容を通じて、どのようなキャリアアップができるのか
・将来的にはどんなポジションがあるのか
 「のれん分け」など独立できるのか
など、大手にはない特徴を具体的に書くことができる

3は、ウェブ媒体の利点を最大に生かす
ウェブ媒体の良さは、応募者の数が目標値と比べてどうか、などを
その都度確認し、効果が悪ければどんどん求人内容を改善できることだ
(ページビュー数や応募社数など広告効果を測定できるかどうかも
媒体を選ぶ際のポイントになる)

求人内容や条件などは同じでも、広告記事を書く社員によって効果が
大きく変わることが多々ある。売るために一生懸命、商品のPRポイントを
書くように、いい人材を獲得するためのポイントこそ省略せずにしっかりと
書き切ることが必要なようだ。

売り手市場の現在、ウェブ関連以外でも人材採用の難易度はどんどん
上昇している。ウェブ媒体ならではの使い方と求職者視点で考えた
自社ならではのアピールポイントの書き込みは
どのような業界、職種にも通じる採用成功要因のようだ。