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気になる他人の「給与」本当の話−宝島1月号

「27歳」から「50歳」まで、年齢別「高収入」ベスト5社は?
上場企業「3500社」の平均年齢と平均年収を調査し
年代ごとに上位5社をランキングしている。

その中で、平均年齢27歳の会社を見てみると、以下の結果になっている。

1、社名:ソフトウェア・サービス  (情報・通信)
平均年収:511万円 従業員数:277人 売上高: 58億9300万円

2、社名:ひらまつ         (小売業)
平均年収:487万円 従業員数:336人 売上高: 66億6400万円

3、社名:ドリコム         (情報・通信)
平均年収:481万円 従業員数:47人  売上高: 7億 300万円

4、社名:エン・ジャパン      (サービス業)
平均年収:465万円  従業員数:885人 売上高:114億9100万円 

5、社名:アドウェイズ       (サービス業)
     平均年収:453万円 従業員数:57人  売上高: 34億9200万円

※平均値の見方は、多少注意が必要だ平均は同じでも
最高と最低の差が大きい企業と少ない企業
その企業のあり方、体質は全く違う。


給与・報酬を扱った記事は、いろいろな情報誌で定期的に組まれる。
人の生活と、まさに直結しているからだろう。
特に最近「格差」というワードが一人歩きしている現状では尚更だ。

人は「自らの仕事で生み出す価値」を絶対的にはとらえにくい。
それだけに、同じ年齢の、同じぐらいの規模の、同じ業界の等々
相対的にとらえて、自らの居場所、ポジションを確認する。

確認して、うらやましく思う人、優越感を持つ人、安心する人、、、
大切なことは確認するだけで終わらないことだ。

そう思う源泉は、自分のどこからきているのか?
自らの絶対的な価値観、つまり「自分はどうあれば幸せなのか」を
考えるきっかけとしてとらえてはどうだろう。

もちろん、「自分の人生がどうであれば幸せなのか」を自覚化すること
それも、言語化できるぐらいはっきりと自覚化することは難しい。

しかし、人との比較だけでしか自分の存在確認が
できいないとすれば、それは哀しいことだ。

仕事の対価として報酬があるのは確かだが
報酬だけのために仕事をしているのではないはずだ。

よく、○○歳で年収1千万円は欲しいという人がいる。
たしかに、目標を持つことは良いことだ。
しかし、その人に「その年収が法律に違反しないで獲得できれば
どんな職業にでも就くのか」と問うと、多くの人はノーと答える。
ある人は「将来子供に向かってお父さんは○○という仕事をしている」と
答えられない仕事はどんなに給与が高くても就きたくないと話していた。

老子に言葉に「足るを知る者は富む」とある。
これでいいと満足することを知っている人に
本当の豊かさがあるという意味だ。

まわりの人によって変わる相対的な価値感ではなく
まわりの人に左右されない、変わらない絶対的な価値感を、ひとつでも多く
持つことは、自分自身を成長させ、自らの人生を豊かにするはずだ。